定年を控える社員が辞める前に感じてほしい「7つの感情」
1 達成感:長年、辞めずにここまで何とか頑張ってこれて良かった
2 満足感:多くの人と出会い、沢山のことを学び、様々なことを経験できてよかった
3 充実感:歳をとってもこの会社でこの人たちとこの仕事ができて嬉しい
4 充足感:色々あったけど、満ち足りた気持ちだ
5 感謝:この会社で働けて良かった/この人と出会えて良かった
6 期待感:これからの若者やこの会社が楽しみだ
7 安心感:この社長とこの会社なら安心して任せることができる
定年前の社員に聞いておくべき超貴重なコト6選
① この会社で最後にやりきりたいことは何か
② 現在の会社が伸び悩む部分の課題は何だと思うか
③ 今後、更に会社を良くする・善くするための策はあるか
④ 部下に伝えたいことはあるか
⑤ セカンドライフをどのように送りたいか
⑥ 長くこの会社で続けてこれた理由は何か
なぜこの6つなのか?
この質問をすることで、定年前の社員に、「本当にこれで終えていいのか?」と考えるキッカケを与えることになる。
■POINT■
残りの月日の中で、目的を持ち、積極的な姿勢で仕事に取り組む「主体性」を引き出すことができる。
自分は「雇われている立場だから」と思いを伏せる人が多くいる。社長に言いづらい人も
いるかもしれないがその本音を聞き出すことで今後の会社の変化に必要な大きなヒントを得る可能性が高い。
■POINT■
言いやすい環境を作ることと/言いやすい雰囲気を作ること
長年、現場を見てきた人にしか分からないことがあるとしたら、その面においては社長のあなたよりも先輩だ。
■POINT■
あなたが社長ならどうするか?を聞く
年が離れているほど、「世代が違う」という理由で普段本音を言えない人が多い。
■POINT■
「もう会わなくなるから言っても大丈夫!」と伝えること。年齢や経験を重ねた定年前の社員だって若い人たちに嫌われたくない気持ちはあるだろう。
今後の人生のことを質問することで「今まで沢山頑張ってきたんだから、好きなことを見つけて楽しんでください!」と伝え、「労い」の気持ちを示そう。
■POINT■
人生の大半を会社に注いでくれたことに尊敬と感謝の気持ちを持とう。
現在の定年退職世代は、現代の労働者と比較すると転職率は多くなく、就職だってそんなに多くの情報が自分の元に来る時代でもなかった。しかし、ご縁がありこの会社に入り継続的に勤務できた理由は「生活のため」以外にも何かあるはずだ。それが一体何なのか?を聞くことで仕事における「充実感」が何だったか?を引き出すことができる。
■POINT■
この質問の答えは会社の「強み」を知るきっかけにもなる。
~往古来今~「これまで」と「これから」を繋ぐために社長が成すべきコトのまとめ
定年前の社員に、質問する時はじっくりと「耳」を傾け、「心」で聴いてください。
そして、聞いた内容は、次世代に移す課題として、「頭」を使い戦略を練り直します。
そして「手」でジェスチャーをし、社員にビジョンを伝え、リーダーシップをとりましょう。
また、「足」を動かして、社長にしか出来ないことと、社長なのにやることを分けて、「背中」で語りましょう。